うつ病患者が抱える悩みを解決、相談をすることで軽減

心療内科で

うつ病の診察、治療は、精神科での対応から心療内科の対応へ移行してきています。

 うつ病は、従来の生活環境や社会活動の環境が大きく変わってしまう事で生じる精神的なストレスを上手に消化できず、新しい生活環境や社会活動の環境に順応できないことでおきる精神疾患ともいわれています。  具体的には、進入学によって学校生活が大きく変わる、就職によって学生生活から社会人生活にかわる、人事異動等に伴い転勤する、あるいは転職等、さまざまな理由によって起こり得ます。  うつ病は、従来は精神科が診療、治療にあたってきました。  ところが、うつ病に伴い、頭痛が続く事や、睡眠障害を併発する、あるいは食欲不振や疲労感が取れないなど、身体的な不調も併発することが多々あります。  そのため精神科のみでは内科的治療まで踏み込む事ができませんでした。  そのため、精神性と身体的不調を総合的に診察、治療まで行なう事を目的として心療内科が新設されました。  もし、精神的な不調や身体的な不調が続く場合は、治療が必要なうつ病の発症の可能性もありますので、心の健康診断のつもりで、一度心療内科を受診することをおすすめします。

精神疾患を治す際には、自治体が行なっている各種支援を利用する事ができます。

 うつ病に代表される精神疾患をはじめ、さまざまな疾病に対して各自治体ではさまざまな支援策を行なっています。  具体的には、簡単な健康相談や、心身に対する不調に関するカウンセリング等を無料で行なっていたり、健康を取り戻すための援助として、治療費の一部または全部を補助、支援したりしています。  具体的な支援内容は各自治体でことなりますが、特にうつ病の場合には、自立支援制度は広く知られた支援制度です。  これは、うつ病患者が社会復帰を目指す上で自立することを目的に治療を行なっていることへの金銭的な援助です。  具体的には、うつ病の治療に対しての諸費用を援助してもらえる制度です。  この制度を利用するには、各自治体で準備している書式で診断書を提出することで申請する事が可能です。  うつ病の治療は長期治療になりますので、少しでも金銭的な援助をもらえる事は負担軽減になりますので、検討されることをおすすめします。

周囲がうつ病について正しく理解することが大切

うつ病は今や現代病の一つと言えます。しかしその現状とは裏腹に、うつ病の理解は浸透しているとは言いがたいです。うつ病は適切な治療を行なえば、社会復帰できるレベルまで回復する病気です。周囲の人が「ただの甘えでは」と理解を示さない状況では、症状はどんどん悪化していきます。周囲がうつ病について正しく理解し、患者を受け入れることが治療の第一歩と言えます。極度の無気力状態、身体がだるい、食欲がない・ありすぎる、不眠などのうつ病の症状を軽く見ないで、早めに精神科を受診しましょう。また、うつ病の症状がある家族が受診を嫌がった場合は、無理矢理行けと言うのではなく、「心配だから一緒に行こう」というように優しく誘うことが肝心です。

治療をすすめる上で注意すること

もし家族がうつ病になったら、回復まで家族一丸となって治療を進めていく必要があります。ここでは治療をすすめる上での注意点をお伝えします。まず、むやみな言動を慎みましょう。「頑張れ」「甘えるな」という激励や叱咤は患者にとって大きな負担になり、回復を阻害します。また、決断や考慮を迫ることも避けた方がよいでしょう。うつ病を患うと、決断力・記憶力・計算力などが低下します。そんな時期に無理に何かの決断や考慮を患者に迫ることは、負担になります。そして、処方された薬はきちんと飲ませましょう。人によっては「薬なんか飲んだって」と思う方もいるかもしれませんが、医師が患者の状態を見て決めた薬です。勝手な判断で止めてしまうのはやめましょう。